【子どもの自己肯定感】怒りすぎ、叱りすぎの母をとめてくれた育児本とは?

おすすめ本

 

こんにちは!aoiです。

今でこそ頼りがいのあるお姉さんに成長してくれた長女(中学生)ですが、
小さいころは本当に手を焼きました。

典型的な寝ない赤ちゃんだった長女。
寝つきも悪く、寝てもすぐに起き、夜泣きは5歳の終わりまでまいにち続きました。

真夜中にいらいらで怒鳴ってしまうことは日常茶飯事でした。

一人目、お母さん1年生。
睡眠が足りなさすぎて、イライラしていない日はなかったと思います。

ママ友に話しても、ここまで寝ない子はまわりにいなかったので
なかなかわかってもらえず苦しい日々でした。

それでもどうにかしたくて、助けてくれる存在がほしくて
行きついたのは育児本です。

いまも私のバイブルである『子育てハッピーアドバイスシリーズ』に出会ったのは

長女が1歳を過ぎたころだったと思います。
私の尊敬する子育ての先輩から教えてもらいました。

 

 

長女が2歳のときです。
私はこの書籍のあるひとことに、助けられました。

 

それは本当に 叱るべきこと なのでしょうか?

子育てハッピーアドバイス 大好き!が伝わるほめ方・叱り方 より

 

この1文を読んでハッとしたことは、10年経った今でもしっかり覚えています。

 

イライラの原因は睡眠不足

 

まずお伝えしたいことは、当たりまえなのですが、
睡眠は人が人として生きていくために、もっとも大切なものだということです。

特に子育て中のママさんは四六時中
休む間もなく子どもからの要求にこたえ続けなければなりません。

睡眠不足はただでさえしんどいのに
原因不明の泣き声シャワーや次から次へと要求のあらし。

だっこして!おなかすいた!公園いきたい!

おやつたべたい!はみがきしたくない!

どんなに元気な大人でもげんなりしてしまう中
イライラしてしまう、うんざりしてしまうのは当たり前のことです。


私ももれなくそのうちの一人
3人育ててきましたが、全員寝ない赤ちゃんでした。

特に長女はお昼寝も30分すればいいところだったので、
赤ちゃんと一緒にお昼寝♬の概念が当時の私にはなく、

たまりにたまった家事をその短い30分でどこまで片付けられるか!?という
タイムレースにひたすら明け暮れた日々だったのです。

そんな中で、おだやかに子どもと向き合うことなんて
できるはずがありません。

正しい判断ができないのはおかしなことではないと思うのです。

まずは、こんなにイライラしてしまうのは睡眠が足りていないせい。
自分を責める必要はない。人間としてあたりまえのこと。

眠れるようになって安定すれば、きっとイライラすることも減ってくるはず

ここを認めてあげると少しは子どもに接するときも
違ったのではないかなと今は思います。

娘の悲鳴に気づいた日

 

まいにちのタイムレースに負け続けながら、
それでも奮闘する日々。

必然的に家事をやりながら長女と一緒にいるわけなので
抱っこは必要最低限、呼ばれても返事はするけど何かをしながらという

今思い返しても切なくなるような相手の仕方しかできませんでした。

さらに祖母などからはよく
抱き癖はよくない】【少しくらいほっておいた方が子供は強くなる】
と言われることも多かったため、自分の都合の良いように解釈し

娘の構って欲求 < 私の睡眠欲求

となってしまっていたのです。

今思い返すと、長女はきっとたくさん我慢したり、
たくさんさみしい思いをしていたんだろうなと心の底から後悔しています。

そしてそれだけでは終わりません。
私は本当によく怒っていました。叱るではなく、怒る、です。

 

3人育ててきた今思い返すと、こんな小さい子どもにそんなに目くじらたてて怒っても
理解できるわけがないのに、当時の私は長女にとにかくイライラして、

声をかけるときは注意したり、怒るとき

そんな日も少なくありませんでした。

そんな関わり方は自分もしんどかったのでどうにかしたかったけれど
子育てに待ったはないし、家事はどんどんたまっていくし、

長女のイヤイヤも真っ盛りで
自分で自分の感情のコントロールができませんでした。 

忘れもしない、長女の2歳の誕生日が過ぎたころのことです。

ふと寝室に目をやると、
誕生日プレゼントでいただいたエルサのお人形が裸で無造作に転がっていました。

片付けようと手に取ると、エルサの全身がクレヨンで真っ黒に塗りつぶされていたのです。

気が付いたときは、言葉になりませんでした。
そのときようやく初めて、長女の心の悲鳴に気が付いたのです。

 

私も、長女もまずいところまできてる。

そう感じました。

 

そんなとき、ふと本棚にあった本に目がとまりました。

以前購入して読まずに放置していた

『子育てハッピーアドバイス 大好き!が伝わるほめ方・叱り方』でした。

そこで何気なくパラパラっとめくったページの先にあった

先ほどの1文に、出会いました。

 

そのウソ大丈夫?叱りすぎ、怒りすぎがもたらすもの

 

本書では、私のざっくりしたまとめですが

  • 1歳までは、自分の気持ちがわかるだけで、人の気持ちはわからない
  • 1~2歳は、親の言葉をだいぶわかるようにはなるが、従うことはできない
  • 2歳をすぎると、相手の言ってることがわかるようになり、少しは我慢できるようになる
  • 3歳をすぎると、ようやく少しずつルールが守れるようになる

と紹介されていました。

 

私はそこで初めて、娘に無理難題を押し付けていたことに気づいたのです。

要するに宇宙人に、

aoi
aoi

ごはんの前に、おかたづけしようね!

下のひとに迷惑だから、ドンドンしないでね!

などとお願いし、

   ???

理解できるわけもない相手に対して

イライラするaoi
イライラするaoi

どうしておかたづけしないの!?

どうしてドンドンするの⁉

一人で勝手にイライラして、その感情を当たり散らしていたのです。

 

いくら言っていることは理解できなくても、

怒りの感情や、イライラをぶつけられていることはわかりますよね。

 

まいにち一緒にいる母が、話しかけるときは叱ってくるときだけ

当時の長女はどれだけ心にストレスを抱えていたことでしょう。

まだ1~2歳の小さい長女の心の内を想像するだけで、胸が痛くなります。

 

また、2歳のころの長女は、よく嘘をつくようになっていました。

はみがきしてないのに『はみがきしたよ!』

トイレにいってないのに『おといれいったよ!』

生まれたばかりの次女をたたいて『たたいてないよ!』

 

本書ではこの

叱りすぎると、ウソをつくようになる

ここにも触れています。

 

どうしてこんな小さなウソを繰り返すんだろう??と悩んでいましたが、
それが全て、自分の叱りすぎからくるものだなんて、
母1年生の私には想像できませんでした。

叱られすぎた長女は、

どうして叱られたのかわからないので、叱れないためにウソをつく

そんなふうになってしまっていたのです。

 

自己肯定感が低いのは母だった

 

恥ずかしながらこの本に出会うまで、

私は【自己肯定感】という言葉自体をしりませんでした。

 

自己肯定感とは、「自分は大切な人間だ」「自分は生きている価値がある」

「自分は必要な人間だ」という気持ちをいいます。

子育てハッピーアドバイス 大好き!が伝わるほめ方・叱り方 より

 

私は読み進めていくうちに、
自分自身の自己肯定感が低すぎることにも気が付きます。

私自身、自分が大好き!などと思ったことは1度もありませんし、
自分に自信を持てたことなどほとんどありません。

人から自分の長所は?と聞かれて

若かりし頃のaoi
若かりし頃のaoi

空気を割と敏感によめるところ!

とドヤ顔で答えていた記憶がありますが、

それは単に、人の顔色をうかがってばかりいたからで
自分に自信がないから、人からどう思われているかばかり気にして
誰にも嫌われたくなくて、八方美人になりまくっては疲れていました。

 

そんな私もやはり、
小さいころからとにかく両親に怒られて、怒られて育ちました。

 

父に私の意見を聞いてもらえた、認めてもらえた記憶があまり多くはありません。
父の言うことは絶対。逆らったら倍になって返ってくる、そんな父でした。

それでも私を愛してくれている、大切に思ってくれていることは子供心に感じていたので
両親に対して恨むとか、そんな気持ちは一切ありません。

ただ、自分に自信はないし、
自分は生きている価値がある!そんなふうには思えない、ただそれだけです。

 

それでも私はこの【自己肯定感】というものを知ってから、
自分の内面と向き合え、きちんと認めることができました。

それと同時に、
まずは私自身が自分のことを大切にできなければ
子どもたちの自己肯定感を高められるような向き合い方は難しいのだということを知りました。

 

そこで母自身が自分を好きになるためにどうしたらいいか、
これまたある書籍やあるYouTube動画のアドバイスをもとに過ごしていくうちに

昔に比べたら今の自分、悪くないんじゃない?
くらいまでにはこぎつけることができたのですが

その書籍はまたいつかご紹介したいと思います。

 

子どもの自己肯定感アップ実践法ご紹介

 

心がズタボロであっただろう2歳の長女には、
とにかくだっこして、だいすきだよと伝えることから始めました。

そして、まだ2歳なのだからできなくて当たり前なことが分かったので

イラっとしても心の中で呪文のように

反省aoi
反省aoi

この子はまだ宇宙人、まだ宇宙人...

と唱えることにしたんです。

前日まであんなにイライラしてたのに不思議なもので
成長の度合い的に無理なものなのだとわかると、すっと私の心は軽くなりました。

もちろん突然完璧に行動を改めることはできなかったので、少しずつではありましたが

次第に長女のウソやぬりえの黒塗りなど、気になる行動は減っていきました。

 

そんな私がいま現在、子どもたちと接する上で気をつけていることをいくつかご紹介します。

ほとんどが、本書のアドバイスに基づくものです。

 

  1. やるべきことがなされてなくても、まずは『まぁいっか』で1回スルー
  2. 『ダメ』という言葉は使わない
  3. 何かしてくれたらどんな小さなことでも『ありがとう』を伝える
  4. 伝えたいことは『~しなさい』じゃなく、『お母さんなら~するかな』で伝える
  5. やってほしいことがあったら、まず目の前で母がやる
  6. 母がキレてしまったら、落ち着いてから謝って、理由と気持ちを伝える
  7. 定期的にハグやだっこして、『だいすきだよ』と伝える

 

この中で私的に効果が大きいなと感じたのは

   1 やるべきことがなされてなくても、まずは『まぁいっか』で1回スルー 

   5 やってほしいことがあったら、まず目の前で母がやる

   7 定期的にハグやだっこして、『だいすきだよ』と伝える 

この3つです。

 

1の『まぁいっか』は本当に魔法の言葉だと個人的に思います!

イライラしても、これを口にするだけで、気持ちがすっとラクになります。

ある日学校から帰った長女が、学校で『まぁいっか』っていってたら
友達がたくさんきてくれるようになったと言って喜んでいました。

 

5は、私が読書にはまり始め、リビングであからさまに読書をするようになると
私が何も言わなくても子どもたちも本を読む量が格段に増えました。

私がFP3級の勉強をリビングでし始めると、やっぱり次女が横で宿題を始めるんです。

子どもってよくも悪くも母のこと見ているんだなぁと感じました。

 

7は言わずもがな、というところですが
長女がイライラしてるとき、何も言わずハグをすると、スンっと落ち着くのがわかります。

これからうっとおしがられるまでは、なるべく続けたいと思います(笑)

 

2歳だった長女は中学生になりました。

親の見る限りでは、自己肯定感が低い!と感じることはありませんが
前向きに自分で自分を励ましたりするようなことがたまにあるので、

心の底から自分に自信をもてているわけではないのかな..と感じることはあります。

これは、私が怒りすぎに気が付いて
振る舞いを改めるまでに長女にしてしまったことのせいだろうな..

そう思うと申し訳ない気持ちでいっぱいですが、

 

それでもここからの未来を変えることはできると信じて
親として真摯に長女と向き合っていかなければならないと思っています。

 

aoi<br><br><br><br>
aoi



最後までお読みいただいたき、ありがとうございました!

ここでご紹介したほかにも、

あるーー!!わかるーーー!!!と刺さるところがたくさんあります。

よかったらお手に取ってぜひ1度ご覧になってみてください^^

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